導入レポート｜株式会社五味八珍 様

五味八珍様　配膳ロボット『Bellabot』　導入レポート

配膳ロボット導入による変化

配膳ロボットの導入により、１時間あたりの下膳回数は44回から2回へと約95%の削減を実現し、業務効率の改善を実感しています。また、重い食器の運搬をロボットに任せることで、食器の破損率が減少し、業務工程の簡素化や作業負担の軽減にもつながり、高齢のスタッフを含む全スタッフの負担軽減に大きく貢献しています。

作業負担が軽くなったことでスタッフのホール滞在時間が増加し、声掛けなどのコミュニケーションが活発になったことから、お客様への付加価値も向上しました。その結果、前年を上回る客数や客単価を記録した店舗もあり、さまざまな良い変化が見られています。

全店舗での導入が完了した現在、効率化の進捗には店舗ごとの差も見られますが、年齢の高いスタッフや機械操作が苦手なスタッフに対しても、「動画マニュアル」や「現場でのOJT」による支援を行うことで、小規模店舗でも問題なく運用されています。

運用して気付いた課題や改善点

運用にあたっては、店舗ごとの動線やレイアウトの違いから、作業のやり方を統一することが課題となりました。

また実際に発生したトラブルとして、ロボットによる下膳時にスープが床にこぼれてしまうという事例がありました。現在は、スープにフタをする、床を拭き上げるタオルを常備するなどの対策を講じたうえで、スタッフへの指導も徹底し、安全面にも配慮した運用を行っています。

導入後の更なる活用

作業負担の軽減は実現した一方で、残業時間の削減や効率的なシフト作成にはまだ課題が残っています。そこで五味八珍様では、配膳ロボットを下膳作業にとどまらず、勤務時間の見直しにも活用しています。

導入された配膳ロボット「Bellabot」は、稼働時間やタスク回数などのデータを取得することが可能です。そのデータを基に、集客状況やシフトの状況を分析し、改善に向けたプロジェクトチームを立ち上げて取り組むなど、下膳作業にとどまらない活用をしています。

機械のメンテナンス

作業負担の軽減に大きく貢献している配膳ロボットですが、機械である以上、日常的な清掃や定期的なメンテナンスは欠かせません。

静岡産業社では、導入後のアフターフォローも行っており、メーカーと連携しながら対応を進めています。今回の五味八珍様のケースでは、日常的な清掃において機体の清掃には洗剤を使わず水拭きで行うこと、定期的なメンテナンスとして内部清掃を行うメーカー清掃サービスで対応させていただくことなどを丁寧にご案内しています。

導入後も日々の運用状況を確認させていただきながら、清掃・メンテナンスにとどまらない幅広いサポートを実施しています。

導入前後の静岡産業社のサポート体制について

弊社のアフターフォロー体制について、五味八珍様にお話を伺いました。

「導入後も定期的に訪問してくれる上、トラブルが発生した際も迅速に対応してもらえるのでとても助かっている。常にこちらの状況を丁寧にヒアリングし、誠実に対応してくれる姿勢に感謝している。」とのお声をいただきました。

特に印象的だった事として、下膳ロボット導入時の対応を挙げていただきました。担当営業のI氏が何度も店舗を訪れ、現場の状況や運用体制を細かく確認してくれたことで、安心して導入を決断できたとのこと。

今後、FC店舗へのロボット追加導入や他業務のDX化を進めていく中でも、「他の業者との連携もスムーズで、要望にも柔軟に応えてくれるため、静岡産業社の対応力は非常に頼もしく、誠実丁寧。今後も引き続きサポートをお願いしたい。」と、大変ありがたいお言葉をいただいております。




五味八珍様、お忙しい中インタビューにご対応いただき、ありがとうございました。