導入事例|株式会社五味八珍 様
配膳ロボットの導入により、接客時間を増やし"おもてなし"を強化
人が作る価値を大事にしたい
株式会社五味八珍 様
業種:飲食店

静岡県を中心に、愛知県や山梨県に計40店舗以上を展開している、創業50年以上の歴史を持つ中華ファミリーレストランチェーンの五味八珍様。 らーめんやチャーハンをはじめ、ご当地グルメの「浜松ぎょうざ」は五味八珍様の中でも特に人気のあるメニューです。 |
導入製品
配膳ロボット BellaBot(ベラボット)
導入前の課題
・接客時間を増やし「おもてなし」を強化したい
・配膳時間の短縮
解決策
配膳ロボットを導入することで、下膳作業をロボットに任せ、スタッフによる"おもてなし"を強化
導入効果の概要
・スタッフの1時間における洗い場へ行く回数が44回から2回まで減少
・下膳作業の軽減により、お客様への「おもてなし」の質向上
・BellaBot(ベラボット)をきっかけにお客様とのコミュニケーションの機会が増加
・導入をきっかけにサービス内容や作業の問題点など、店舗の業務を細かく分析することができた
”人が作る価値を大事にしたい”
株式会社五味八珍 担当 I様
静岡産業社 担当営業
今回は、BellaBot(ベラボット)のご導入、誠にありがとうございます。本日は、導入の経緯やその後の使用感について取材させていただければと思います。
I様
BellaBot(ベラボット)を導入してから、大きな問題もなく、毎日しっかりと稼働しています。本日はどうぞよろしくお願いいたします。
■配膳ロボットBellaBot(ベラボット)を導入するに至った経緯を教えてください。
I様 スタッフによる「おもてなし」の強化と、スタッフの負荷軽減を目的として導入いたしました。創業以来、五味八珍では「心のおもてなし」を理念に掲げ、お客様へのサービスを重視しています。お客様にご満足いただくためには、接点を増やすことが重要であると考えております。また、スタッフの働きやすさを重視し、作業の負担を軽減することで、より効率的で快適な店舗運営を実現したいと考えています。
■導入前はどのような課題点がありましたか?
I様 これまではスタッフが下膳作業を行っており、テーブルから洗い場まで下膳するのに約30秒かかっていました。1時間あたりの回数は44回で、時間に換算すると1時間のうち約20分が下膳作業に費やされていたことになります。しかし、BellaBot(ベラボット)を導入したことで、スタッフが洗い場へ行く回数は2回に減り、下膳にかかっていた20分を他の作業に充てることができるようになりました。
■この1時間あたりの分析データはどのようにして検証したのでしょうか?
I様 これは五味八珍の標準的な店舗で、平日のランチタイムに行った検証結果です。
休日は家族連れが多く、1テーブルの滞在時間が長くなる傾向があるので、回転率が高い平日のランチタイムで試しました。最も忙しい時間帯に下膳作業の改善が見られたことには驚きました。
担当営業 洗い場へ行く回数が2回に減ったと聞いたときは本当に驚きました。他にもいくつか改善点が見られたと伺っていますが、いかがでしたでしょうか?
I様 このような検証は今回が初めてでしたが、日々の業務やサービスの問題点を見直すことができ、今後の方針もはっきりしました。非常に良い機会だったと思います。
■具体的にどのような"おもてなし"の強化が実現できたのでしょうか?
I様 そうですね。例えば、お客様がご注文をされる際に「すみません」とお声がけいただくことがありましたが、現在ではその前にお伺いできるようになりました。下膳作業が軽減されたことで、テーブル近くにスタッフが常にスタンバイできるようになり、これが大きな改善点です。さらに、新商品や新サービスのご提案がしやすくなり、下膳作業に追われることもなくなったため、以前よりもお客様とのコミュニケーションが深められるようになりました。

■BellaBotに対するお客様やスタッフからの反応はどうでしょうか?
I様 お客様やスタッフの間で大変好評で、BellaBot(ベラボット)を目当てに来店されるお客様も多くいらっしゃいます。頭をなでると表情が変わる姿がとてもかわいらしく、特にお子様に人気があります。お店によっては、スタッフと同じ制服(ラッピング)を着ていたり、店長の名前がついていたりと、スタッフが愛着を持って接している様子が見られます。BellaBot(ベラボット)をきっかけに、お客様はもちろん、スタッフ間のコミュニケーションも増えたと実感しています。
担当営業 ロボットに名前をつけるのは面白いですね。ただ、店長と同じ名前だと、自分が呼ばれたのかどうか判断が難しいかもしれませんね(笑)。ちなみに、機械操作が苦手な方やご年配の方でも簡単に操作できる仕様になっているのでしょうか?
I様 機械操作が苦手な方やご年配の方でも、操作が非常に簡単なため、どの店舗でも順調に稼働しています。また、動画や書面でのマニュアル化も容易で、新しく入ったスタッフへの操作説明もスムーズに行えると聞いています。
I様 近年では、DX化や自動化の発展により、飲食店でもタブレット注文や無人精算機などの機械化が進んでいます。配膳ロボットもそのような時代の流れの一環と言えますが、五味八珍としては「心のおもてなし」を理念として掲げており、人と人との関わりから生まれる価値を大切にしていきたいと考えています。そのため、今回導入した配膳ロボットをきっかけに、お客様とのコミュニケーションを増やし、「おもてなし」の強化も図りつつ、ロボットとの共存を目指していきたいと思っています。
「心のおもてなし」の理念のもと、BellaBot(ベラボット)は今日も五味八珍様の一員として、お客様とスタッフをつないでいます。